第0004回 (2004/07/26)
| |
|
件名:(4)治療するたびに悪化しています! (富山県在住)
| |
|
妻が○年前から顎関節症で苦しんでいます。 最近は精神も不安定で生活に支障をきたしています。 どの病院へ行っても○○○○扱いをされ、 本人の言うままに歯の治療をしているようですが、 治療するたびに悪化しています。 先生の所へ行った場合はどんな治療になるのでしょうか? 富山県在住 =返信= ○○様、口の中の治療だけでは顎が安定しない、それには理由があります。 神経には、脳神経(運動神経や知覚神経)と自律神経があります。 筋肉にも、随意筋(意識で動かす)と不随意筋(意識で動かせない)があります。 心臓や呼吸、血管など重要な所の筋肉はすべて不随意筋です。 顎のバランス(咬み方)も、ふだん無意識で行っています。 自律神経とは、意志と無関係に作用してくれる神経のことです。 医科で、病名が判らない場合には『自律神経失調症』という病名がつけられます。 つまり、治らないものとされています。 手は運動神経主体なので、左利きの人がいますが、足は全員が“蹴り足は右”(「詳しく知りたい方へCページ」蹴り足は右の写真をご覧になって下さい)になっているのは、片足の瞬間は自律神経でないとバランスを保てないからです。 同ページの全身写真をご覧になれば、意識でできない事がすぐに判ります。 顎が年々右に向かう傾向があるのは、この片足瞬間時の右前重心に対応している結果なのですが、顎のその程度は、無意識で行っていますから、自律神経支配です。 私達はなんでも自分の脳(=大脳)がやっているように勘違いしがちですが、他にも、 たとえば寒い所へ行ったら体温の恒常性のために、健康体の場合は血圧を上げています。 眠っている時に、蚊が止まって手で掻いていたとします。 朝それを意識は覚えていません。 夢も意識ではコントロールできません。 意識で心臓を止めれる人はいません。 意識は行っている事の一部を認識できるだけなのです。 無意識の機能すべては自律神経支配であり、大脳の内部にある脳幹という所がコントロールしています。 この脳幹の活動が、現代社会はいろんなストレス(電磁波・食品添加物・毎日使っている化学物質・脳波に負担を与えるような精神的負担など)が多すぎて、活動が鈍ってきていると云われています。 奥様は、こういう総合的な診立てが必要です。 脳幹が行う顎のコントロール不全に対して、具合が悪いと感じる歯を治療すると(削る・足す等)、コントロール不能領域が増え、さらに悪化の深みにはまっていきます、これが現状です。 三ア公晴 |