第0006回 (2004/08/09)
件名:(6)顎関節症にスプリントは有効?     (東京都在住)
 娘が○年前より顎関節症で苦労しております。
顎関節専門の歯科医院で主としてスプリント治療を受けております。
常に右顎に不安定感があり、自覚症状としては徐々に悪化しております。
昨年には右下顎頭に骨吸収が見つかり、右顎が短くなってしまっている為に、咬み合わせも合ってない状況です。
現在、右の顔面全体、右上半身まで不定愁訴が広がり、体全体の左右・前後に歪みが出ているようです。
きっかけは右顎だったかもしれませんが、それが体の歪みから体調不良を引き起こした可能性もあるように思います。

このようなケースで先生の治療法は有効でしょうか?          東京都在住

=返信=

スプリント療法は15年位前まで、私も色々やりました。
腰痛の方のコルセットと同じで、弱い側を支えてるだけで強くなるわけではありません。

スプリントやプレートで改善した人は、しばらく休ませたら体力が風邪を治した如く、弱い側がとりあえずの回復をしてくれた事になります。

改善しない人は、しばらく休ませても、アゴ筋肉が相変わらず右側(100人に1人は左側)に行きたいのだという事が、調整をした後日に同じ場所が強く当たってきている事で解ります。
改善した後に再発してくる人も、やはり以前と同じ歯が強く当たってきていて、アゴ筋肉の右への原因が続いている事が解ります。

さらにスプリントは長期間使用すると、弱い側が助けてもらっている間に負けてしまって、更に弱くなる場合も非常に多いです。(コルセットも同じで、常用すると装着しない時の症状は年々確実に悪化します)

≪参考≫病気で何ヶ月も入院した友人が「筋肉がフニャフニャになっちゃったよ」と言ったら、どんな医師も
「人間の体は使わない所はダメになるようになっている」と答えるはずです。 
しばらく休ませるのとは訳が違うのです。
  
きっかけは右顎かも・・と御記載ありますが、原因がないのに右顎は悪くならないのです。
HPで示した人体共通の気道位置(=頸椎位置)右傾向が通常より強ければ、アゴは右へ強く引っ張られるので、下顎頭だって押されて吸収するし、スプリントではアゴの位置を止めれないし、歯を削る・足すの調整をしたらアゴは違う引っ張られ方をするし・・等は容易に考えられます。 顔面の不定愁訴も同じです。

当院での治療が有効かどうかですが、確実に言えることは、私が頸椎の右サイドを押せば顎は左をすぐに咬みます。
また、左足首を左後ろに刺激しても、すぐに左へ向かって咬み合わせが合ってきます。
但し、その瞬間だけです。
だから、常識の範囲外の方法が必要なのです。                
                                                                                三ア公晴
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