第0017回 (2005/02/05)
件名:(17)アゴの違和感が歯科治療で悪化した  (名古屋市在住)
 顎の違和感が数年とれません。
歯科治療もしましたが、悪化したように感じます。
顎のバランス治療に興味がありますが、重心軸が傾いているという状態について、もう少し詳しく説明してもらえませんか?
                                       名古屋市在住

=返信=

アゴ位置の状態が悪くなってきても、それに合う量の歯質をどんどんスリ減らす運動を就寝時に行い、それ以外は負担を受けていないならば、脳神経はアゴの違和感を感じません。(歯科大生向けページA・40代症例など)

また、ご高齢で全部ご自分の歯の方は、偏った磨耗で真っ平だけど、歯の強さは骨にしっかりとした状態で残っている事を、HPで解説しました。
この年代の方は、日本人の遺伝子に合った食物 (たとえば世界一の胴長になったのは、機能が形を作っていくという人体の大原則で考えると、腸で長い時間蠕動させる食物しか摂れない島国だったからだと思います) が中心の食事ですから、骨の強さがあります。
スリ減った歯どうしがアゴ運動時にピッタリ合いますから、体の老化による骨格変化に合わせて、アゴが歯をスリ減らしてバランス位置を変えてきた事を物語っています。

歯がどんどんスリ減るわけではない骨の弱さは現代人の特徴ですから、歯がこたえて症状を出すのが一般的です。

ところが、歯ではなくアゴに違和感を数年も感じているわけですから、感じる主役(脳幹や自律神経の状態)をターゲットにしなければなりません。


さて、私も含めて、皆さん自分の体の重心は真ん中(重心軸は真直ぐ)だと感覚は感じています。
人間の感覚は、真っすぐだと感じていないと、真っすぐに進めないのです。
だから、詳しく知りたい方向けページCでお見せしている写真の、色々な左右差を感じている人はいません。
自律神経(意志と関係なく作用する神経)支配だからです。

片足立ちをしてみましょう。
まず左足で、カカトに体重を乗せて何秒か立ち、次にカカトのやや内側に体重を乗せてみて下さい。上体は違うバランスで頑張ります。
次に右足で同じようにしてみて下さい。上体は左足と違うバランスで頑張ります。
足首神経の状態をキャッチして上体がバランス指令を受け、頭の位置を変えたりしている事が判ります。

こうやって自律神経の指令を受けて、体内部の骨位置に意味ある左右差をつくり、頭の位置で感じる感覚は真直ぐに感じるように、してくれているのです。

アゴの筋肉的方向(気道の右偏位)の根本原因である右前重心の進行を、左後ろへ改善していく力をもっているのも、この指令を出している所(意識ではない)だけです。

三ア公晴
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